大沢伸一とRHYMEのユニット、RHYME SOが批評性溢れる1stアルバムをリリース
DJ、音楽プロデューサー、MONDO GROSSOを主宰する大沢伸一と、オーストラリア人の詩人、パフォーマー、DJ、トラックメーカー、RHYMEとのダンス・ミュージック・デュオ、RHYME SO。2019年のデビュー・シングル『Just Used Music Again』以降、RHYMEが綴る批評性溢れるリリックが大沢の作るトラックに乗ることで、さらに圧倒的なライヴ・パフォーマンスにより、ひたすら気持ち良いだけでなく、リリックが個人個人に突き刺さるという非常に高度かつ緻密なアクションがおこなわれてきている。そして、今、待望の1stアルバム『IAFB』がリリース。インターネット、SNSから侵食され、距離を置きたくてもできず、さらにハマっていくという、全世界共通のアンビヴァレントな感覚に疑問を呈する楽曲は、自分と向き合わざるを得ず、時にはイタい思いもするのだが、ひたすらハイになるトラック、メロディに、センス・オブ・ユーモアが注入することで、極上のダンス・ミュージックに仕上がっているのは流石の一語。ジャケットのアートワークで表現されているように、外から見たニッポンという視点もパイの生地のようにいくつもの層に織り込まれ、あっと言う間に終わり、またリピートしたくなるのだ。今回、RHYMEが帰省中とのことで、大沢との取材となった。