写真に魅せられ時代を映し出してきた写真家、デニス・モリス。キャリア初期の写真群が人間の在り方を問う
数々のレジェンド・ミュージシャンたちのポートレートで知られる写真家、デニス・モリスが写真集『Colored Black』をリリース。ジャマイカ人移民としてイギリス・ロンドンへと渡り、9歳で写真に目覚めるも、貧困や差別が蔓延る当時の暮らしは苦難に満ちていた。写真集に映し出されるのは、彼自身が経験し等身大の視点で捉えた人々の何気ない日常や文化だ。この度行われた出版記念トーク・イヴェントでは、モリスの軌跡を振り返ると共に力強いメッセージを来場者へと届けてくれた。