佐藤 新(IMP.)が映画『青春ゲシュタルト崩壊』の主演に抜擢。役を通して得た新たな気付きとは
IMP.のセンターとして活躍する佐藤 新が、映画『青春ゲシュタルト崩壊』で主演に挑戦する。演じるのは、金髪の男子高校生・朝比奈 聖。乱暴で教師からも目を付けられているため何かと誤解されやすいが、人一倍“心の痛み”に寄り添える人物だ。佐藤とW主演を務めるのは渡邉美穂(間宮朝葉)。人間関係や将来のことなど、学生特有の悩みに向き合う朝葉と、そんな朝葉に寄り添う聖との淡い青春模様をフレッシュに演じ上げる。
作中で登場する「青年期失顔症」とは、「個性を押し殺して自分を見失ってしまうことで、顔が見えなくなる」という症状。周囲の顔色を窺ったり、本心を上手く伝えられなかったりするなかで精神的に追い詰められ、発症してしまうものだ。あまりにもリアルな症状だが、「青年期失顔症」は本作のオリジナル設定。悩める朝葉は学生生活を送る中で発症してしまい、自分自身と向き合うことを余儀なくされてしまうのである。
朝葉が抱えている悩みは学生だけでなく、きっと大人でも共感できるものだろう。本作を通して、学生時代の記憶が蘇るのはもちろんのこと、今の自分と朝葉の状況を重ねることもできるはず。聖との出会いを機に、だんだんと強くなっていく朝葉に勇気をもらいつつ、そんな聖を演じた佐藤にも確固たる意志が宿っているのが感じられた。彼にとって初の映画主演となる今回、どのような想いで挑んだのだろうか。