CULTURE

クレイジーケンバンドが通算25枚目のニュー・アルバム『華麗』をリリース

SEP. 3 2025, 8:00PM

文 / 山崎二郎

東洋一のサウンド・マシーン、横山 剣率いるクレイジーケンバンドの通算25枚目のオリジナル・アルバム『華麗』が9月3日にリリースされた。先行配信された「Summertime 411」や、グルーヴィーなシティ・ソウルから、ラテン、ジャズ、ファンクまで、CKBらしいヴァラエティ溢れる全15曲を収録。さらに初回限定盤には、今年2月に開催された、〈神奈川県民ホール〉での『火星ツアー』最終公演の模様を収めたライヴDVDが付くのが嬉しい。

 

「音楽ジャンルからの解放」を掲げ、デビュー以来コンスタントに作品を発表し続けてきたクレイジーケンバンド。結成から四半世紀以上を経てもなお、衰えるどころかさらに加速する彼らのエネルギーと創造性。本作『華麗』は、その勢いをまざまざと見せつける1枚。発売に合わせ、9月27日からは『クレイジーケンバンド華麗なるツアー 2025-2026 Presented by NISHIHARA SHOKAI』もスタート。全国30ヵ所を巡るロング・ツアーで、バンドの今を全身で体感したい。横山に訊いた。

今の現役として通用しないと意味がないと、自分自身に言い聞かせている感覚ですね

  まずは今回のアルバム・タイトル『華麗』についてお伺いします。最初に聞いた時、「加齢」のことかと思ったのですが……。

横山 その通りです。「加齢」とかけているんですが、「Brilliant=華麗」の方を選びました。その方が字面として美しいですから。エイジングの意味も含んでいます。良い悪いを判断せず、そのまま“As is condition”という感覚ですね。

  近作は漢字タイトルが多い印象です。フォント使いも含めて、すごくグラフィカルですよね。

横山 そうなんです。漢字ってカッコ良いと思うんですよ。海外でも、漢字が目に入ると強いインパクトがある。引き込まれる力があるんです。だからタイトルにはよく漢字を使います。

  今回のジャケットも攻めていますよね。

横山 そうですね。お医者さんのドラマ『ベン・ケーシー』を思い出したんです。さらにそこからケーシー高峰さんまで連想して、半袖の衣装を“ケーシー”と呼んでいます(笑)。

  しかもスキンヘッドも披露されています。

横山 ええ、丸出しです。実は元メンバーの廣石(惠一)が亡くなったこともあり、ベッドで永遠の眠りについた廣石をみんなで見ているという図なんです。廣石が亡くなった翌日に、クールスの(佐藤)秀光さんも亡くなられて……。2日続けて仲間を失ったんです。

  大きな出来事でした。その一方で、今回もparkさんが作品に深く関わっていますね。

横山 はい。もう、第12のメンバーくらいの存在です。完全にバンドの中に入り込んで、一緒に音を作ってくれています。

  先行シングル「Summertime 411」。とてもメロウな仕上がりになっています。

横山 メロディは昔から頭の中にあったもので、それがparkくんのトラックと見事に一致したんです。Bメロまでは自然に進んだんですが、Cメロでは少し違うコードを乗せてみたり、また戻したりと、それぞれのアイデアを持ち寄って完成させました。

  リリックも、サマーだけでなく、一気に1月までカウントされています。

横山 6月を過ぎると1年の半分が終わるじゃないですか? 7月、8月になると、もう年末が見えてくる感覚があって。子どもの頃からそうで、考え過ぎて過呼吸になったこともあるくらいです(笑)。

  時間がどんどん加速していく感覚なんですね。

横山 ええ。さらに、お正月のことを考えて過呼吸になったこともありました。時間もお金も止まらない、それも“加齢”の一部なんだと感じています。

  最近ふとジャミロクワイの「Blow Your Mind」をリピートで聴き直したので、そのフレーズが入っていて、びっくりしました。

横山 「Blow Your Mind」、名曲ですよね。車の中では普段は無音かラジオなのですが、たまに自分で選曲する時には必ず「Blow Your Mind」を入れてしまうんですよ。場内BGMや会場の選曲でも、つい選んでしまう。あの曲はもう永遠に色褪せない存在ですね。

  エンドレスで聴けるグルーヴですよね。

横山 ええ。車の中でも延々リピートしていました。特に90年代の頃はずっとあの曲ばかり流していましたね。あの時期のジャミロクワイは本当にゾーンに入っていたというか、独特の魅力がありますよね。「Blow Your Mind」は特に研究しました。どうやってあの音を出しているのか? 本当に不思議で夢中になっていました。

  1曲目の「Hi」ですが、どのようにして生まれたのでしょうか?

横山 曲作りの後半に「もう少し攻めた曲が欲しい」と思っていたところで、Parkくんから、リフが入ったトラックを提案してもらったんです。それにメロディを乗せて作り上げました。最初はロック色が強かったのですが、だんだんファンク、というかブラス・ロック寄りにアレンジを変えていきました。ギター・サウンドからブラスの力強さへ、方向性をシフトしていったんです。

  座右の銘の〈清濁併せ呑め〉が歌われています。

横山 〈清濁併せ呑め〉は、自分の中で常に大事にしている言葉で。映画『F1/エフワン』で、ルーキーとヴェテランがバック・ミラーでお互いが映るシーンがあるのですが、あのハラハラ感を忘れない限り、まだ現役でいられると思っています。「負けないぞ」という気持ちも込めて。

  〈過去の栄光なんて灰皿〉といったフレーズも出てきます。

横山 もう「そんなものは灰皿に捨てちまえ」という気持ちです。今の現役として通用しないと意味がないと、自分自身に言い聞かせている感覚ですね。

  〈干からびた俺にも Juicyな「老いる」を〉のライン、みうらじゅんさん作の「老いるショック」にも通じますね。

横山 みうらじゅんさん的な感覚、最高に好きです!

  その一方、2曲目の「LOVE」はすごくストレートなタイトルです。

横山 これはメロディが自然にそう呼び込んだんです。歌詞はそのメロディを翻訳するように乗せたイメージですね。メロディにすべてがあるから、あまり言葉を重ねるとブレてしまうと思ったんです。五木ひろしさんの「よこはま・たそがれ」も、実は東欧の詩人の作品がモチーフと言われていますが、山口洋子さんが単語をコラージュして歌詞を作っている。ああいう手法に近いかもしれません。

  僕が好きだったのが〈ナスティな胸騒ぎ〉というフレーズです。

横山 「ナスティ」と聞くと、真っ先にジャネット・ジャクソンが浮かびますね。今はあまり使われない言葉ですが、ちょっと挑発的で古き良き響きがある。そこに「胸騒ぎ」を繋げてみました。

  〈Youの人生 何週目 Is It?〉というフレーズはどういう発想から生まれたんでしょうか。

横山 藤井 風さんのライヴを観た時に感じたことなんです。彼はまだ28歳ですけど、何度も人生を経験してきたような雰囲気を感じていまして。自分から出しているというより、どこかから受信してそれを発しているような感覚で。矢沢永吉さんや宇多田ヒカルさんにも、そういうオーラがあります。で、「この人は人生何周目なんだろう?」と思い、そのまま歌詞に使いました。

  4曲目の「ふぁーすとくらす」。タイトルをあえて平仮名にされていますね。

横山 「せぷてんばぁ」という曲を作った時に、平仮名にするとファンシーだけど、逆にちょっとデヴィルな感じも出ると気付いたんです。悪意はないけれど、何か滲み出るニュアンスがあって。「ふぁーすとくらす」も、平仮名にするのがちょうどいいと思いました。

  サウンド面ではどんなイメージでしたか?

横山 ソウルクエリアンズや、ザ・ルーツのクエストラヴ的なドラムを意識しました。さらにブランディのアルバムで、ロドニー・ジャーキンス的な拍のずらし方も意識して、生演奏で挑戦してみたんです。ただ「せ〜の」だとどんどんズレてっちゃう(笑)。だから、結局、一度戻してコンピューター上で処理し、そこで最高のビートが生まれました。そこに自分でコードを弾きながらメロディを乗せたら、ファーストクラスの助手席に誰も座らせない、孤独で特別な空間のイメージが湧いてきました。

  リリックでは、今回も「ちっちゃい男シリーズ」が入っていますね。

横山 はい。小粒だからこそ吠える、子犬みたいな存在ですね。チワワ男子(笑)。かわいいけど強がって吠える。

  おまえのためにと言いながらも、しゃぶしゃぶを奢るとか、高級車を買い替えるとか……。

横山 結局は「自分が食べたいからしゃぶしゃぶ」、「自分が乗りたいから高級車」というだけで(笑)。もう本当に小さい。女性はそういうの、すぐに見抜きますからね。

  6曲目は「クラブ国際」。痺れる店名です。

横山 実際にあったんです。以前、香港のチムサーチョイに行った時に〈クラブ国際〉という店を見かけまして。香港なのに、わざわざカタカナで〈クラブコクサイ〉と書いてある。しかも、「カラオケ」と書かれていたので「これは怪しい」と思って入ってみたんです。で、コーラ一杯が7万円ですよ。完全に日本人狙いでした。しかも年配の女性がいきなり胸を見せてきて、「1万円」と言うんです(笑)。こちらは「見ない見ない!」と断って。結局、3人で行ったんですが法外な金額を請求されて。そこで「これはおかしい」と思って、カウンターに3万円だけ置いて走って逃げました。追い掛けてきましたけど、交番に逃げ込んだら、相手が逆に引き下がって逃げて行ったんです。

  (笑)危なかったけど、ある意味、おいしい体験ですね。

横山 結局、その体験が曲のタイトルになりましたし。曲自体はそういう怪しい話ではなく、国籍も関係なく人が集まって、そこで出会いが生まれるような空間をイメージしています。

  聴いた時、ちょっと東欧的というか、ひんやりした質感を感じました。

横山 少し冷たい空気感というか、やや危うい雰囲気はあると思います。

  続いて7曲目は「どうでもいいよ」。これまた印象的なタイトルです。

横山 ふと浮かんでしまったタイトルなんですよ。昨年『ハマフェスY166』というイヴェントで「ハマのビート」を発表したんですが、今年は全然違うものを演ろうと思って。どちらかというと、五木ひろしさんに歌ってほしいようなイメージですね。

  五木ひろしさん! オリエンタルな要素も感じました。

横山 横浜らしいオリエンタル感、中華街の雰囲気を入れたかったんです。本当は細野晴臣さんのようなエキゾチックさを狙ったんですが、結果的に和風寄りになってしまって。中華料理を作ったつもりが、出来上がったら和食になっていた、みたいな感じです。でも、あえて、あざとく中華にしなくてもいいと思いました。ドラの音も入れているのに、なぜか和風になるという(笑)。

  確かに「まんまの中華」ではないんですよね。

横山 中華街的なムードをまといながら、結局は和の要素も強く出ている。そこが面白いと思います。

  フェスで披露する曲なのに、〈お祭りなんてさ 嫌だよ〉というフレーズが入っています(笑)。

横山 守屋 浩さんが若い頃に歌っていた「僕は泣いちっち」という曲へのオマージュなんです。歌詞に〈お祭りなんか いやだよ〉というフレーズがあるのですが、それって裏を返せば「本当は好きなんだろうな」と思えて。好きなのに女の子がいないから余計ふてくされる──そういう感じが面白いと思って、現代版に書き替えました。さらに千 昌夫さんの「アケミという名で十八で」という港町を感じさせる曲の雰囲気も、少し取り入れています。

  これはぜひ、誰かにカヴァーしてもらいたいですね。

横山 そうですね。ぜひ五木ひろしさんに歌ってほしいです。実は今度、『五木JAM 2025 inYOKOHAMA』に出演する予定なんです。

  そこで披露されるかもしれないと。

横山 もし可能なら演りたいです。五木さんとは以前「タイガー&ドラゴン」を歌っていただいたり、僕が「よこはま・たそがれ」を歌ったりもしました。一度「時間よ止まれ」をデュエットしたこともあるんです。

  ええっ、あの名曲を!

横山 そうなんです。五木さんって山下達郎さんの「RIDE ON TIME」を歌っても何を歌っても、絶対に自分の節を変えない。それがすごくカッコ良いんです。その歌のジャンルに合わせることをせず、あくまで自分の歌で貫く。そのオリジナリティが素晴らしいと思います。

  「時間よ止まれ」も、五木さんのほうからリクエストされたんですか?

横山 そうなんです(笑)。おそらく僕がカヴァーしていたことをご存じだったんだと思います。デュエットする曲じゃないですが、最高の体験でした。

  デュエットですと、自然に引っ張られたりしませんでしたか?

横山 ええ。僕、五木さんが本当に大好きなので、つい影響されちゃいます(笑)。すごくソウルフルでカッコ良い。あの歌い方はR&Bと同じで、出力の仕方もソウルそのものなんです。だから大好きなんですよね。

  若い頃のライヴ音源では、ガット・ギターを弾きながら歌っていて、すごくカッコ良かったです。

横山 ギターもお上手なんですよね。トランペットまでお吹きになりますから。

  8曲目の「不良先生」。しかし、すごいタイトルですよ!

横山 なぜ浮かんだのか自分でもよく分からないのですが、この曲が出てきたことでジャケットのイメージも「不良先生」の世界にしようと決めました。クラシック・カーのレースや走行会って、お医者さんの参加者が多いんですよ。しかも皆さんやんちゃで。車好きで女性好きと(笑)、「生まれ変わったらドクターになりたいな」と思うくらい楽しそうで。そこから発想を膨らませて曲にしました。

  確かに白衣が似合わないタイプの先生、いらっしゃいますよね。

横山 そう(笑)。白衣の下から腕時計が妙に主張していたり。ゴルフ焼けしていて。お金を持っているからこそ、余計にそういう派手さが出るのかもしれませんね。ワイシャツのボタンの色で主張したり、ポロシャツの襟を立てたり。そこに白衣を合わせているから余計にちぐはぐで(笑)。昔のお医者さんって、カルテをドイツ語で、しかも万年筆で書いていたりしましたよね。そういうところも含めて、キャラクターが立っているんです。

  9曲目は「太陽の街」です。

横山 本牧のことですね。本牧は高いビルが少なくて、太陽がいっぱいに降り注ぐ街なんです。今でも高くて10階建てくらいで、タワー・マンションは建てられない規制があって。だから「太陽の街」と呼びたいんです。そこに自分の思い出や、亡くなったメンバーへの想いを込めました。ただ、そのまま描くと生々し過ぎるので、少し混ぜ合わせて「誰かひとり」ではない表現にしています。冒頭の白川玄大くんのドラムも、亡くなった廣石さんが「生きる。」という曲で叩いたリズムのオマージュなんです。本人からは後で「実はそうだった」と聞いて、すごく感動しましたね。伝えなくても気持ちが伝わったんだなと。

  音楽のマジックを感じるエピソードですね。

横山 ええ。同世代の仲間を見送るのは本当に大きなことです。特に杉山清貴とオメガトライブの前身バンド、きゅうてぃぱんちょすには廣石と平手くんという後に〈DELL〉の社長になる幼馴染のローラースケート仲間がいたりしたので、その頃の思い出も自然に曲に入っていますね。

  11曲目は「時差」。

横山 トラック自体は2年ほど前に頂いていたのですが、前作には入れる場所がなくて、今回はようやく形にできました。歌詞も、最初に〈ジェットは〜〉という言葉が浮かんでしまって。そこから“時差”にまつわる世界観を広げていきました。僕が子供の頃、〈JAL〉に乗ると、日付変更線を越えるタイミングで、記念カードを配ってくれたんです。なんでこんなものをくれるんだろうと思ったけど(笑)、それくらい時差や日付変更線というのは特別な体験だったんです。

  航空機シチュエーション曲は、綿々と系譜としてありますよね。

横山 ラジオ番組『JET STREAM』で、城 達也さんのナレーションが流れるあの雰囲気。〈JAL〉の機内音楽で聴いたカラベリやバート・バカラック、フランシス・レイのような映画音楽。そういうまどろむ機内の空気感を、今回の曲にも取り込みたいと思いました。

  昔の航空会社には独特のBGMがありましたよね。

横山 ありましたね。〈キャセイパシフィック航空〉だとバリー・ホワイトの「愛のテーマ」が香港到着時に流れたり、〈パンアメリカン航空〉や〈TWA〉だとフィフス・ディメンションの「ビートでジャンプ」を CM音楽として使っていたり。〈ANA〉や〈JAL〉にもそれぞれ定番の曲がありました。「浪漫飛行」なんかもそうですが、飛行機にまつわる音楽はやっぱり特別ですね。

  〈パンナム〉の広告にサミー・デイヴィスJr.が出ていて、独特の世界観がありましたよね。ラスヴェガス感の派手さと言いますか。

横山 そうそう。真っ赤な滑走路のイメージとか、すごくカッコ良いですよね。

  12曲目は「Deep Blue Night」。

横山 1986年、事務所をクビになった頃の出来事がきっかけです(笑)。渋谷は宮益坂の映画館の上にあった喫茶店で、マネージャーと別れ話をしたんです。お互いに泣きながら握手をして「幸せになろう」と別れたんですが、心が空っぽになって。その後に観たのが、韓国映画『ディープ・ブルー・ナイト』でした。字幕もなくて内容も分からないのに、最後まで観てしまって。そのタイトルだけが心に残り、ずっと頭の中で鳴り続けていたんです。そのデッドストックのメロディを今回ようやく形にできたのが、この曲です。

  そういう背景があったのですね。熟成したワインのような。

横山 まさにそうです。ずっと寝かせていた曲なので、エイジングしたような感覚ですね。

  13曲は「くらげ」。

横山 最初は港で働いていた頃の思い出を歌詞にしていたのですが、途中で「海に浮かぶクラゲ」のイメージが強くなって、急に主役をクラゲに変えたんです。

  過去にもくらげにまつわる作品、フレーズがありましたよね。

横山 ありました。昔、恥ずかしい歌詞を書く時に、横須賀くらげというペンネームを使ったことがあって(笑)。『パンチ!パンチ!パンチ!』の「そこまで云わせといて」とか、3年ほど前の「レコードの日」とかでもまた使いました。

  やっぱり由来があるんですね。

横山 当時、横浜の〈中国貿易公司〉で働いていたのですが、横須賀の取引先がよくくらげを注文するんですよ。伝票に毎回「くらげ」と書くので、仲間内で「横須賀くらげ」って呼んでいて(笑)。同僚のチャーリー宮毛が作った「ヨコスカクラゲ’68」という曲には、過激過ぎて放送できない歌詞まで入っていて、ラジオ用にわざわざピー音を入れたりしていました。だったら最初から言わなきゃいいのに(笑)。

  ですが、〈比べない 戦わない だけど沈むこともない〉と深いフレーズが入っていて、ドキッとしました。

横山 それをちょっと入れたかったんです。

  ラストは小野瀬雅生さん作の「とまれみよ」で締まります。

横山 彼が日本中を旅していた時に、いろんな場所に警報器のない踏切があったんですよ。そこに「とまれみよ」と書かれていて。そこから一気にイマジネーションが広がったと。僕はその踏切を「こちらと向こうを隔てる結界」だとイメージしています。とても小野瀬さんらしい、SFっぽい世界観。それで「これはラストに持っていこう」と決めました。

『華麗』初回限定盤

 

『火星ツアー』2025年2月〈神奈川県民ホール〉公演より、「火星」「けむり」「湾岸線」「ハマのビート」他、名曲を多数収録したDVD付き。

『華麗』通常盤

 

『華麗』

クレイジーケンバンド

発売中

〈UNIVERSAL SIGMA〉

INFORMATION OF CRAZY KEN BAND

9月27日より全国30ヵ所を廻る『クレイジーケンバンド 華麗なるツアー 2025-2026 Presented by NISHIHARA SHOKAI』が開催。

 

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