平和に取り組む〈ヒュンメル〉の10年の歴史が詰まったチャリティ・ユニフォームが発売
デンマークのスポーツ・ブランド〈hummel(ヒュンメル)〉が、チャリティ・ユニフォーム『2015-2024 PEACEマッシュアップユニフォーム』の販売を開始。受注生産にて、2月11日まで予約を受け付け中だ。製品は、被爆70年となる2015年より取り組みをスタートした『ピースユニフォーム』などを組み合わせてデザインしたもの。当時ユニフォーム・サプライヤーだったサッカー・クラブ〈V・ファーレン長崎〉と平和を祈念するユニフォームを発表して以来、〈ヒュンメル〉はスポーツを通して平和を考える『ピースユニフォーム』を作り続けてきた。さらには売り上げの一部を、毎夏U-15年代のピースマッチを共におこなう〈広島県サッカー協会〉に寄付し、大会時の平和学習へと繋げている。
2016年には、被爆者の故・谷口稜曄(すみてる)さんと『ピーススニーカー』を発表した。翌年、そのスニーカーの売り上げを〈長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)〉に寄付し、被爆2世で現在は事務局長を務める柿田富美枝さんと谷口さんの講演会を開催。被爆体験や平和への想いを語ってもらった。
今回の『2015-2024 PEACEマッシュアップユニフォーム』は、『ピースユニフォーム』と『ピーススニーカー』の12種類のデザインをマッシュアップしており、平和を願う折り鶴や「SHARE THE PEACE」の文字が描かれた鳥、花のモチーフなどが縫い合わされている。平和のために取り組んできた10年分の歴史、そして「これからも平和の想いを繋いでいく」という〈ヒュンメル〉の強固な志が溢れるプロダクトだ。
さらには、ブランド・ヴィジョン“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)を実現するカルマ・プロジェクトの一環として、“hummel creates the future.”を目指す新しいコレクションの『FCカルマ』をスタート。本製品の左袖にもそのネームを入れ、ユニフォームでより良い未来のためにできる試みをおこなっていくという。
〈ヒュンメル〉の作り手と先人たちの想いが詰まった、そして10年という節目にしか出会えない貴重なピースを、ぜひこの機会に手に入れてほしい。