次世代ポップ・ミュージックを創出するBillyrrom。新進気鋭の若手バンドの全容に迫る
東京都町田市出身の6人組バンド、Billyrrom。活動開始から程なくして、心地の良い洗練されたサウンドとアレンジ・スキルで、瞬く間に話題に。ワンマン・ライヴはソールド・アウトが常で、『FUJI ROCK FESTIVAL』などの大型フェスへひっきりなしに出演していることも注目を集めている。
9月25日にリリースした『WiND』はバンドとして初のアルバム。音楽はもちろんのこと、カルチャー全般に感度の高い若者たちが創る楽曲は、非常に緻密だ。ソウルやファンク、ロックなど幅広いルーツを持つ彼らだからこそ、各々の個性が1曲1曲に厚みを与え、全体を通して重厚感のある1枚に仕上がっているのだと思う。5周年を目前にした現在、「やっと自分たちのやりたいことが形として表せられるようになった」と話す彼らの表情は晴れやかだった。
今回はアルバム『WiND』を軸に、Billyrromとしての音楽の原点、そしてバンドのこれからに迫っていく。