その瞳に惹きつけられる近藤 華。連続ドラマ初レギュラー出演となる『ばらかもん』で、共感の多い役柄に挑戦中
透き通って光を反射する瞳からは、内に秘めた意志を感じさせる。つい目で追ってしまうような存在感を持つ近藤 華は、2021年に14歳でデビュー後、CMやドラマ、舞台で着々と経験を重ね、鮮明な印象を残してきた。現在放送中のドラマ『ばらかもん』では、主人公の若き書道家・清舟(杉野遥亮)が東京から移住した長崎県・五島列島で出会う、現地の女子高生・珠子を演じている。珠子は親友の美和(豊嶋 花)と共にのびのびと学生生活を謳歌しながらも、漫画家を志し趣味に生きるオタク少女。書くことをなりわいとする清舟にはどこか通じ合うものを感じている。
近藤は珠子について「何かに熱中してしまう気持ちはとても分かる」と共感していた。本人も物作りや表現が好きで、幼少期からバレエを習ったり、絵を制作している(近藤は菅田将暉のMV『ギターウサギ』でクリエイティヴ・ディレクターやアニメーション制作も務めた)。だからこそ、物を作る人が何を考えているのか興味があるし、作品を生み出す人自体が好きだという。物事の原点を知りたいという好奇心が、芝居にも表れて瑞々しい演技を見せてくれる。突き抜けた創作意欲と透明感を持った逸材だ。