写真家・横山創大が初個展『REMIND』を開催。約80点の展示から、彼が写真を撮り続ける理由を垣間見る
写真家・横山創大が映し出すものは、瑞々しさや淡さ、清らかさがその場に留まっているような、純度の高さが感じられる。それは、佐藤栞里や川口春奈、堀田真由など、彼がこれまでバァフアウト!の本誌で手掛けてきた多くのロング・ストーリーでも感じられることだ。その横山が写真を撮り続ける理由と改めて向き合い、初個展『REMIND』を〈BOOK AND SONS〉にて開催する。
ふと手に取った家族の写真が、これまで魅了されてきた写真というものについて、そしてなぜ写真を撮り続けているのか?と思考するきっかけになったという横山。自らの“過去”を撮り始めたことから気付いたもの、「写真」という存在を通して見つめてきたことが約80点にまとめられ、〈BOOK AND SONS〉の1階と2階をたっぷり使い、展示される。圧巻でありながらも静かに並ぶ写真群を見ていると、こちらにも気付きがもたらされるに違いない。彼の家族の記憶と記録を目にした時、どんなことを自分に問うだろうか?