『オオカミちゃんには騙されない』でも話題の古屋呂敏に、ドラマ『VIVANT』や初舞台の話を訊く
古屋呂敏に取材するのは2度目だが、軽やかで柔らかな空気感はやっぱり変わらない。誰と話す時も同じトーン、同じテンション。ふんわりした笑みに無理はないし、「自分が」、「俺が」といった承認欲求の強さも感じない。けれどインタヴューしてみると、以前とは少し違った考え方に、彼が柔軟に変化していることに気付く。周りに目を配りつつも、自分の意見を言う時は言う。表現すること、自分を曝け出すことに、腹を括ったようだ。
配信中の〈Netflix〉の恋愛リアリティー番組『オオカミちゃんには騙されない』の話で盛り上がりつつも(古屋は「ロビン」という愛称で登場、落ち着いた雰囲気と裏表のないそのキャラクターはここでも健在で、参加メンバーからは信頼と好感度を高く得ている)、7月16日から始まったばかりのドラマ『VIVANT』、そして8月からスタートする音楽朗読劇『Song Storytelling in BAROOM「銀河鉄道ノ夜」』についての話も訊いた。今の彼の「前へ、前へ」というチャレンジングなスタンスが伺えると思うが、古屋の何とも言えないチャーミングさも感じ取って欲しい。