今年6月に歌手デビュー10周年を迎えるトミタ栞にこの10年を振り返るロング・インタヴューを。吹っ切れた彼女が今、見ているものとは?
今年の6月に歌手デビュー10周年を迎えるトミタ栞。音楽情報バラエティー番組『saku saku』〈tvk〉の 5 代目MC に大抜擢されたことを皮切りに、2013 年に 〈エピックレコードジャパン〉から CD デビュー、4thシングル『だめだめだ』はTV アニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』のエンディング・テーマになったりと、コンスタントにリリースを続けてきた。コロナ禍の自粛期間中には『TikTok』に投稿したダンス動画が注目を集め、2021 年、世界ゆるミュージック協会から生まれた「ゆるミュージックほぼオールスターズ」のメイン・ヴォーカルを務めるなど、近年さらに精力的に動き回る彼女に(舞台やドラマ出演、ラジオ・パーソナリティ、モデル活動も)、この10年を振り返るロング・インタヴューを行った。6月7日にリリースされたラーメン愛爆発の新曲「ラーメンウォーアイニー」についても触れている(トミタの実家は祖父の代から続くラーメン屋)。
舞台やラジオ・パーソナリティとして活動する他、グッズやジャケットのデザインなどを自身で手掛けるなど、活動が多岐にわたるがゆえに、「自分は何者なのか?」と思い悩むこともあったトミタ栞の10年。けれどようやく、ありのままの自分を認められるようになってきたと語っていたことがとても嬉しい。というのもかつてトミタとは、バァフアウト!で約5年間に渡って散歩連載を続け、それをまとめた『トミタ栞の東京歩き本』(発売中)を作った間柄(中ページのイラストはすべてトミタが手掛けている)。様々な肩書きを持つと得てして世間からの見え方が難しいところもあるかもしれないが、トミタ栞はトミタ栞。ワン&オンリーな存在であると、久々に取材をして感じ入った。