「“第1章終結”みたいな感覚」。さとうほなみが次なるステップへの前触れを感じた、主演舞台『剥愛』との出会い
主演舞台『剥愛』と出演する映画『花腐し』が11月10日の同日に上演・公開される、さとうほなみ。奇跡的な重なりではあるが、彼女は今、主演のみならずバイプレイヤーとしても数多くの作品に出演し、記憶に焼き付ける芝居で視聴者を魅了している(同時進行で、所属するゲスの極み乙女のドラマー【ほな・いこか】としても活躍しているのだからヴァイタリティの凄さには目を見張る)。久しぶりに会い、インタヴューの終わりには「この後に控えている作品もどんな反応をしてもらえるのか楽しみ!」と愛らしい笑顔を見せてくれたが、彼女の躍進はまだまだ続くようだ。
そんなさとうが、「何かがスタートするというよりも“第1章終結”みたいな感覚を、プロットを読んだ時に抱きました」と語るのが、冒頭で紹介した主演舞台『剥愛』だ。描かれるのは、死後の動物の皮を剥ぎ、防腐処理をすることによって生きていた姿に復元する“剥製師”の工房を舞台に、登場人物それぞれの正義を巡る物語。
挑む上では、蓋をしてきた自身の過去と向き直る必要もあるのだと覚悟も滲ませる。本作はさとうのキャリアに、延いては人生に、どのような変化をもたらすのだろうか。