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BARFOUT!2023 January

MUSIC 「ショートショート」、「曖させて」新東京

MUSIC 「ショートショート」、「曖させて」新東京

 今年7月号に登場いただいた、現役大学生の4人組ギターレス・バンド、新東京が2作のシングルを同時リリース。「ショートショート」は、複雑なメロディとハイハットに掻き立てられる疾走感のあるポップス。初バラードの「曖させて」は、柔らかく重なるヴォーカルとピアノ、安定したベース・ラインに包み込まれ、浮遊感が心地良い。リリースの度に新しい一面を魅せる新東京は2022年、野外フェス、ライヴ、各メディアに続々出演を果たし大躍進! 今後も目が離せない。(賀国)

「ショートショート」、「曖させて」新東京
配信中
〈新東京合同会社 / ArtLed〉

MUSIC 『HOWL』ROTH BART BARON

MUSIC 『HOWL』ROTH BART BARON

管弦楽を織り交ぜた色鮮やかなバンド・サウンド、そして奥行きのある三船雅也の歌が生み出すのは、時に強く、時にほのかに灯る希望だ。人と人とが距離を取ることが定着してしまった今、大きく揺れ動くことを忘れてしまった心を奮い立たせてくれる。アルバムの冒頭「月に吠える feat.中村佳穂」からまさに。毎年録音しながらも、どのアルバムにもフィットしなかったという「場所たち」が収録というのも嬉しい。聴くうちに自分の血肉になっていく、そんな濃さがある1枚。(松坂)

『HOWL』ROTH BART BARON
発売中
〈SPACE SHOWER MUSIC / BEAR BASE〉

FILM 『NCT DREAM THE MOVIE : In A DREAM』

FILM 『NCT DREAM THE MOVIE : In A DREAM』

9月におこなわれた、NCT DREAMの自身2度目となる単独コンサート。そのパフォーマンスを軸に1人ずつへの切り込んだインタヴューなど、ヴァラエティや音楽番組とは一味違う、ナチュラルな彼らにフォーカスを当てた本作。デビューから数年、酸いも甘いも共に経験してきたグループへの愛、そしてファンへの感謝が詰まった117分に感情を揺さぶられるに間違いない。さらに、高テクノロジー上映により、一層臨場感のある空間に。(上野)

『NCT DREAM THE MOVIE : In A DREAM』
監督/イ・イェジ、オ・ユンドン
出演/MARK、RENJUN、JENO、HAECHAN、JAEMIN、CHENLE、JISUNG
全国公開中
※12月17日、18日の2日間で『声ナシ応援上映』の開催が決定! 上映劇場などの詳細は公式サイトまで。

©DREAM MAKER ENTERTAINMENT LIMITED.

FILM 『あのこと』

FILM 『あのこと』

1960年代、中絶が違法だったフランスで、予期せぬ妊娠をした大学生アンヌ。「加担すれば刑務所行き」と、医師にも拒絶された時代。将来のためにも学位を諦めるわけにはいかなかった彼女は、誰にも頼れず孤独に戦い始める。映像は、観客にアンヌを追体験させるため、多くの場面が彼女の後ろから、彼女の目線で撮影された。焦燥や怒りといった心理的苦痛だけでなく、肉体的な激しい痛みも、呼吸や心臓の鼓動までもアンヌと共有した感覚で、息が詰まるほどに没入した。(賀国)

『あのこと』
監督/オードレイ・ディヴァン
原作/『嫉妬/事件』アニー・エルノー〈ハヤカワepi文庫〉
出演/アナマリア・ヴァルトロメイ、サンドリーヌ・ボネール、他
全国公開中
© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINÉMA - WILD BUNCH - SRAB FILMS
R15+

FILM 『ippo』

FILM 『ippo』

俳優の柄本 佑が自主製作で撮った3本の短編をまとめた本作。アパートの一室での長田(加瀬 亮)と三上(宇野祥平)のやりとりを描いた『ムーンライト下落合』は、月の光の青さと夜の闇が、久々の再会ゆえどこかチグハグな2人を奇妙に映し出す。他、兄(渋川清彦)と弟(柄本時生)による『約束』、全編『iPhone』で撮影の『フランスにいる』と、リズムやテンポ、効果音と音楽、カメラワークとアングルなど全てが綿密で絶妙で、大いに感覚を刺激される。あまりにも“濃い”3編。(堂前)

『ippo』
監督・脚色・編集/柄本 佑
脚本/加藤一浩
出演/加瀬 亮、宇野祥平(『ムーンライト下落合』)、渋川清彦、柄本時生、西村順之介、西村廉之介(『約束』)、高良健吾、加藤一浩(『フランスにいる』)
2023年1月7日より〈渋谷ユーロスペース〉他、全国公開
©がらにぽん

FILM 『そして僕は途方に暮れる』

FILM 『そして僕は途方に暮れる』

〈シアターコクーン〉のオリジナルの舞台(2018年)の疾走感溢れる仕上がりも素晴らしかったが、主人公・裕一(藤ヶ谷太輔)の“ガチのクズ”っぷりがよりリアルに、彼の人間性の複雑さ(と誰しもが持ち合わせるような機微)が悲壮感すら漂わせて迫ってきたのはこの映画版だ。物語の展開も、未来さえ感じさせるくだりが秀逸で、そこに一役買って出るのが、大昔に家族を捨てた父親(豊川悦司)。彼がすこぶる良い。「面白くなってきやがったぜ」という台詞がある事の救いよ。(堂前)

『そして僕は途方に暮れる』
監督・脚本/三浦大輔
原作/『そして僕は途方に暮れる』〈シアターコクーン〉(作・演出/三浦大輔)
出演/藤ヶ谷太輔、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平/香里奈/原田美枝子/豊川悦司、他
2023年1月13日より〈TOHOシネマズ日比谷〉他にて、全国公開
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

STAGE LEGEND STAGE PRODUCE 『ダッドシューズ』

STAGE LEGEND STAGE PRODUCE 『ダッドシューズ』

 ダンス・チームの一員として練習に励むも挫折しかけていた若木は、愛用のシューズを失ったことを機に古臭いデザインの“ダッドシューズ”と出会う。すると、マルと名乗る男が現れ、不思議と彼のアドバイス通り若木の身体は軽やかに動き始める――若木役には、自身のグループでダンスの振り付け経験もある横原悠毅(IMPACTors/ジャニーズJr.)。好きなものに情熱を傾け大成させる難しさ、夢を叶えるべく奮闘する煌めきを等身大の姿で体現してくれるのではないだろうか。(多田)

LEGEND STAGE PRODUCE 『ダッドシューズ』
脚本・演出/米山和仁
監修・総監督/黒谷通生
出演/横原悠毅(IMPACTors/ジャニーズJr.)、BOB、竹内 夢、バーンズ勇気、佐久間雄生、古賀雄大、宮原理子、小玉久仁子、MIKU、マツモトクラブ、秋本奈緒美、他
2023年1月26日〜31日〈シアター1010〉、2月4・5日〈COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール〉にて上演
画像下のクレジット
ⒸDAD・SHOES製作委員会