MainVisual

〈sio〉と、料理と、今日の私。第2回 Guest/夏帆

撮影 木村和平
スタイリング 清水奈緒美
ヘア&メイクアップ 石川奈緒記
文 松坂 愛

料理だけでなく様々なホスピタリティが高く、味わったことのない驚きの出会いがある、代々木上原のモダン・フレンチ〈sio〉。オーナー・シェフの鳥羽周作をホストとして、多彩なゲストを招き、新しいレストラン体験を伝える当企画。第2回は、2月21日より主演映画『Red』(監督/三島有紀子)が公開される夏帆をお招きしました。

〈sio〉で新感覚のランチ

「代々木上原には、昔住んだことがあって。すごく好きな場所です」と〈sio〉に訪れてくれたのは夏帆。「嬉しいです。この土地で焼肉屋も立ち上げる予定なんですよ。今日は〈sio〉でジャンルに縛られない料理をお出ししますね。魚介、鶏肉、鴨肉、果物など、とにかく色々な食材を使います。幅広い役を演じられている夏帆さんなので、様々な料理を組み合わせていけたら」と鳥羽シェフが返すと、「このために今日はまだ何も食べていなくて(笑)」と嬉々として席に座る。

「お酒が弱い」という夏帆は、ノンアルコールのペアリング・ドリンクをチョイス。爽やかな酸味と果実感を合わせた1つ目のドリンクに、「爽やか。完璧という印象です」と感嘆。そして食されるタイミングにピッタリ合わせ、1品1品、丁寧に夏帆の前に料理が運ばれていく。「ジャンルに縛られず、今の全力を今日出し尽くす」という鳥羽シェフの信念のもと提供される料理は、フレンチの枠を越え、見た目、香り、食感でもってワクワク感を与えてくれる。

忙しい日々が続けば真っ先に「おいしいものが食べたい!」との想いが爆発するくらい、「食」への興味が強い夏帆も、珍しさ、シンプルさが交互する料理たちに満点の笑顔だ。ペロリとすべてを食した後、「全部おいしい!」との一言。最後には、「作ってくださる人の個性、人柄も感じられる不思議な体験でした」と締めくくってくれた。

「『これが好き』と楽しんでお仕事をされていて。僕もありのままのスタイルなので共感します」と鳥羽シェフ。「どんな状況も楽しみたい」と夏帆が話を続け、いつも「今日が最高」が良いと分かち合うのだった

今回のメニュー

「スパイシー麻婆カレー」

ひき肉、麻婆豆腐に欠かせない花山椒、そして数種類のスパイスなどを合わせて。麻婆豆腐とカレーは、夏帆の好きな料理だが、「麻婆カレー」として口にするのは初。見た目からして「未知な部分がありつつ、絶対おいしいのがもう分かる!」とテンションがアップ。実際食べたあとも「優勝です」とキッパリ

「セビーチェのチョップドサラダ」

レーズンやナッツ、魚介など役25品目を細かく刻み、その上にロメインレタスを。シャキッとしたサラダに夏帆は、「食感がよくて、マリネっぽい酸味に、ほどよい辛さがクセになりそう」とパクリ、パクリと止まらない様子

「二段階鴨せいろ」

こちらも「お肉、蕎麦が好き」という夏帆の好みに沿った1品。鴨を食してから蕎麦へとシフトするスタイルで、「鴨は鴨でおいしく」と鳥羽シェフのこだわりが垣間見える。鴨を口へと運んだ途端、「柔らかい〜!」とご満悦。柚子胡椒との相性もまた◎。そして鴨の香りを移したお蕎麦へ。「蕎麦、本当に好きなんです。おいしい!」と早々と完食

「〈sio〉のアイス」

INFORMATION OF sio

INFORMATION OF sio

〈DIRITTO〉、〈Florilege〉、〈Aria di Tacubo〉などで研鑽を積み、〈Gris〉のシェフに就任した鳥羽周作が、 2018年7月、オーナー・シェフとして自身のすべてを出し尽くしてオープンしたレストラン。
 
東京都渋谷区上原1-35-3
tel.03-6804-7607(12:00〜22:00)
予約制
水曜定休、不定休(ランチは土・日・祝日のみ)
ディナーコース10皿(10,000yen)、ランチコース6皿(7,000yen)

※別途、ペアリング・ドリンクを頼むと、各料理によって取り合わせが楽しい、希少なアルコールかティーが供される

INFORMATION OF KAHO

INFORMATION OF KAHO

「今の私に演じられるのか」。その想いを片隅に抱きながらも夏帆は映画『Red』に臨んだ。かつて愛した男・鞍田秋彦(妻夫木 聡)との再会を機に、快楽に溺れゆく村主塔子を演じきれたら、「どこか自分の知らない境地にいけるんじゃないか」との想いがあったのだという。発売中の3月号では、本作のことについてのインタヴューを掲載中!

『Red』
監督/三島有紀子
原作/『Red』島本理生〈中公文庫〉
出演/夏帆、妻夫木 聡、柄本 佑、間宮祥太朗、他
2月21日より〈新宿バルト9〉他にて全国公開
©️2020『Red』製作委員会